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Moiz's journal

プログラミングやFPGAなどの技術系の趣味に関するブログです

ひっそりと

 イラクの政権委譲に関する記事で埋め尽くされたメディアの中、ある重大な決定がひっそりと報じられた。米軍に拘留されたテロ容疑者の処遇に関するものだ。
http://www.nikkei.co.jp/kaigai/us/20040629D2M2900Q29.html
http://www.nytimes.com/2004/06/29/politics/29DETA.html
 これまで、合衆国のブッシュ政権ははアルカイダタリバンに関係するテロ容疑者を敵性戦闘員というカテゴリーでくくり、ジュネーブ条約の適用外であるとしてきた。さらに拘束された容疑者はキューバグアンタナモ基地など米国外に抑留され、合衆国法は及ばないとの判断のもと恣意的な勾留と取り調べが行われてきた。抑留されている容疑者にはアメリカ人も含まれるうえ、テロとの関連の希薄な者や、十代の少年までいるという。さらに、抑留期限はテロとの戦いが終わるまでの無制限だ。
 今回最高裁によって下された決定は、このような常軌を逸した行動を否定するもので、米国外の米軍基地に抑留された容疑者に対しても米国で裁判を受ける権利を認めている。
http://www.nytimes.com/aponline/international/AP-Guantanamo-Court-Cases.html
国際法が適用されなければ国内法が適用される、無法地帯はありえない、というごく当たり前の判断がなんと2年半ぶりに下されたわけだ。
 今後、裁判を通じてこれまで謎に包まれてきたグアンタナモ湾基地収容所の実情が表に現れてくることだろう。