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Moiz's journal

プログラミングやFPGAなどの技術系の趣味に関するブログです

虐殺、疫病

 先週、米国パウエル国務長官スーダンダルフール地区の惨状を、とうとう「虐殺(genocide)」という言葉で非難を始めた。
http://news.bbc.co.uk/2/hi/africa/3641820.stm
 これは、ただ語調を強めただけではない。ジェノサイド条約に加盟した国は対抗処置をとる義務があるからだ。つまり彼の言葉は合衆国がスーダン政府と武装勢力に対して、何らかの影響力を行使する意志を表したことになる。
 さて、そのダルフール地区での「虐殺」だが、過去半年の死者数が5万人、避難民の数はゆうに100万を超えるという、とんでもない事態になっていることがはっきりとしてきたようだ。
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040914-00000028-kyodo-int
さらに良くないことに、避難民の間では病気が蔓延し始めている。中でも緊急に対策が必要なのがポリオだ。
 http://www.anzen.mofa.go.jp/info/info.asp?num=2004C363
ポリオはスーダンでは根絶されていたはずなのに、この混乱の中ふたたび流行の兆しを見せている。おそらく原因と思われるのが隣国ナイジェリアの状況だ。
 実はナイジェリアの一部地域(カノ地区)では、昨年からポリオワクチンの接種が禁止されている。ポリオワクチンはアメリカの陰謀で汚染されており、エイズ不妊症の原因となっているというのが、彼らの言い分だ*1。この為、減少傾向にあったポリオの発生数が、ふたたび激増してしまったという。
http://news.bbc.co.uk/2/hi/health/3942349.stm
 上記記事によれば、先月から(同じムスリム国家の)インドネシア産ポリオワクチンの接種が再開されており沈静化に向かう見通しということだが、いやはや迷惑な話だ。

*1:何故こんな妄想にとりつかれたのかはよくわからない