Moiz's journal

プログラミングやFPGAなどの技術系の趣味に関するブログです

価格高騰

 遅ればせながらPSPを購入。
 先週金曜日、だめもとのつもりで地元のゲーム屋チェーン(WonderGoo)に予約を入れたところ日曜日に入荷したとの連絡。あまりにあっさり手に入ったので拍子抜けしてしまった。
 店に受け取りにいくと、店頭在庫はなかったが、レジの奥には予約分らしいPSPの箱が何個かならんでいた。どうやら出荷は順調に進んでいるようだ。このぶんだと年明けぐらいにはふつうに店頭にならぶようになるのではないだろうか。高値で販売する業者もいるようだが、あわてて彼らをもうけさす必要もないだろう。
 使ってみた感想としては、「これが2万円とは信じられない」というのが素直なところ。質感、ゲーム機としての性能、液晶のクオリティ、その他の付加機能、すべて最高のできだ。(一部不具合があるらしいが、最初の時期にはよくあること。予想の範囲内だろう。)普通のメーカーだったら液晶部分だけでこれ以上の価格をつけるんじゃないだろうか。無線LANだって単体で数千円するぞ。どうなってるんだ。
 ただ、ものがあまりに良すぎるせいで、他人事ながらこれで商売が成り立つのか心配になる。メーカーは商品寿命トータルで利益がでればいいと考えているようだが、利益がでるまでにいったい何台のPSPを売るつもりなのか。PS並に1億台売るつもりなのかもしれないが、携帯ゲーム機にそこまでの市場があるのだろうか。21世紀のウォークマンをめざすといっていたが、AV機器の商売にゲーム機のビジネスモデルがそのままあてはまるとは思えない。なにしろ、ソニーにはほんの一年前にPSXを1月で100万台売ろうとして大失敗した前例がある。1億台売るはずのところが半分になったりしたら、もしかして数千万台販売しておきながらトータルで赤字、なんてことになりはしないかと、これまた他人事ながらまた心配してしまう。
 いろいろ余計なことまで書いてしまったが、なんにしても凄い機械だ。機械としての出来はここ数年で出たガジェットの中でベスト。あとはソフトの充実(特に非ゲーム系)が待ち遠しい。