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Moiz's journal

プログラミングやFPGAなどの技術系の趣味に関するブログです

インド旅と腹痛

初のインド旅

 先月インドに行き、帰国後案の定お腹を下し、ひどい目にあったので、記録をかねて顛末を書いておく。
 インドにいたのは7月後半の1週間。滞在したのはバンガロールにある割と高級な(現地基準)ホテル。食事は主にホテルのレストランでとったが、3分の1程度は外のレストランやカフェテリアで食事した。
 不衛生な水が原因で腹痛を起こすことがあるとさんざん聞いていたので、可能な限りペットボトル詰めの水しか飲まないようにはしていた。しかし、歯磨き後のうがいは水道水で行っていたし、一度だけ外のレストランで「処理済み」の水を飲んだ。他にもラッシーやライムジュースなどをのんだので、こういったものの中に不衛生な物が含まれていたのかもしれない。

通過儀礼的腹痛

 滞在中の1週間は、初日こそ疲れにともなう消化不良をおこしたがすぐに回復、正直帰国時にはDelhi Bellyとも呼ばれるインドでの腹痛をあなどっていた。帰国した次の日から、ひどい消化不良を起こしトイレに駆け込むこと数回、数時間後には脱水症状のせいか頭痛と軽いめまいが起き始めた。熱はなく、腹部の痛みもなかったため、たんなる腹下しと自己判断し、日本からもってきた正露丸を飲み、水分補給にゲータレードとミネラルウォーター、食事はチキンヌードルスープのほぼスープ部分のみ、できるだけ安静、という生活を二日ほど続けたところ、どうにか症状が治まってきた。
 もう最悪は超えたかと思い、仕事に復帰。若干食欲も出てきたので夕飯をとったのだが、この判断が大間違い。まず、夕飯が一口とんかつと魚のフライ。さらに、お腹に良いだろうとヨーグルトを追加。後ほど医者に行ってこの組み合わせが最悪に近い事を知る事になる。
 夕飯の数時間後から再び猛烈な消化不良で、明け方まで何度となくトイレに行くはめになる。朝には脱水症状のせいか頭痛ががんがんし、頭はクラクラする。とても仕事に行くのは無理ということで、あきらめて病院へ。

病院にて

 病院での診察の結果は、これはいわゆるTraveler's Diarrheaであるとのこと。旅行の疲れ、食生活の変化などにより引き起こされる病気で、頭痛とめまいはやはり脱水症状のせいであるとのこと。(さらに、CDCのホームページによると、お腹下し自体の原因はやはり汚染された水・食事とのこと。原因菌の多くは病原性大腸菌らしい。)脱水症状を防ぐために、スポーツドリンク等でこまめに水分補給し、消化の良い食事(チキンスープなど)をとること、ゆっくり休むことを指示される。つまり初日の自分の行動は正しかったわけだ。
 逆にやってはいけないことは、消化の良くない物を食べること。特に脂っこいものと乳製品はだめ。良くある失敗は、調子が良くなってお腹が空いてきたからと言って、脂っこい物を食べてぶり返すことだ、とのことでまさにこれは私の二日目の行動そのもの。
 その他は抗生物質が処方され、腸内細菌を増やすサプリメントを渡され、最低二日の安静の指示を受け帰宅。その後48時間程ベットの上で過ごし、ほぼゲータレードとチキンヌードルスープのみの食事を続けたところ症状がかなり改善。さらに三日ほど、スープ+パン程度の食事を続けてほぼ完全に回復。

直ってみると

 ひどい目に遭いはしたが、他にインドに行った経験のある人に聞くと、大概この手の病気にかかっているらしい。ホテルに引きこもってミネラルウォーターと完全に加熱された食事だけを摂っているのならともかく、ある程度現地との交流を行えばお腹を下すのは当然のことらしい。また回復に1週間かかったのも標準的らしく、人によっては2週間も苦しみ続けたとのこと。さらに、アメリカに帰ってきてから症状がでたおかげで家族の助けや、行きつけの病院での処方をうけられたのもある意味幸運。一人外国のホテルにて苦しみ、案内の無い地で途方にくれる姿を想像するとぞっとする。
 さて、何故一緒に食事していた現地の人が平気で私だけがお腹を壊すのか。Wikipediaの記述によれば現地の人間には原因になる菌に対して耐性があるのだとのこと。では、今回お腹を壊したら、免疫を獲得して次回は大丈夫かというとそうでもないらしい。大人が原因菌に対して耐性を勝ち取るにはなんと7年間もかかることさえあるとか。しかも帰国後わずか8週間でせっかく獲得した免疫が消えてしまったケースまであるとのこと。
 残念ながら、やはり、できるだけリスクを避け、なおかつ体調不良の可能性を見込んだ旅程を組む、という方法以外にインド旅の腹下し対策はなさそうだ。