Moiz's journal

プログラミングやFPGAなどの技術系の趣味に関するブログです

iPhone 3.1 バッテリー問題

今までの私のiPhone3.1のまとめ
9月19日にiPhoneのOSを3.1にアップデート。直後からバッテリーの持ちが異常に悪くなる。
フル充電から最悪1.5日でバッテリー切れ。しかも、数時間前まで満充電かそれに近い状態にもかかわらず、バッテリー切れで電源が入らなくなることが2回。
しょうがないので、フルリセットx1、復旧x2、を実行。でも、症状かわらず。
この間に一度、海外ローミングによる通話とSMSの受信ができなくなったが、フルリセットで復帰。

ちなみに海外では9月20日頃から、ブログ・ニュースサイトでiPhone 3.1のバッテリー問題が報道されはじめる。今のところ日本のメジャーなIT系サイトでは、いまだこの問題は報道されていない。
海外ではCNETなどがフォロー中。

日本と海外との温度差が興味深い。もしかすると、海外での使用時に現れやすい障害なのかも。ちなみに私自身も現在海外滞在中だ。

iPhone OS 3.1 不具合 さらについか

iPhoneの不具合続報。
バージョンアップを経てだいぶマシになってきたと思っていたところに、今回のバッテリー障害でまた嫌気がさしてきた。やはり買うんじゃなかった。

海外では似たようなバッテリー障害がかなりの数報告されている模様。
http://www.informationweek.com/blog/main/archives/2009/09/apple_tackling.html;jsessionid=A2JE2BCHA1Q4DQE1GHOSKH4ATMY32JVN
このブログによると、アップルは障害を報告したユーザーの一部に使用履歴をとるソフトウェアを配布しているとか。
さらにiPhoneBlogの調査では24パーセントのユーザーがバッテリーの持ちがかなり悪くなったと報告しているとのこと。(ちなみに今見たら33%に増えていた。)

私のiPhoneも一昨日フル充電したばかりなのにもう充電切れ。使い物にならないよ。

ブラックスワン

とうとう翻訳が出るブラックスワン
http://www.amazon.co.jp/dp/4478001251
原著が出たのは2007年だが、まるで去年から今年にかけての世界経済の混乱を予言するかのような内容だ。

ブラックスワンとは、まずめったに起きないが、いったん起きてしまうとそれまでの認識をすべてひっくり返してしまうような現象のこと。そしてこの言葉で批判すされるのは、これまでの経験に基づいて将来を予測することができるという考え方。既知のスワンが全て白いからといって、次に発見されるスワンが黒くない保証はない。
この本では特に正規分布に基づく経済学上のリスク管理を徹底的に否定している。正規分布という仮定も批判されるし、リスク管理正規分布で定式化することも否定する。たとえば科学技術上の発展を正規分布で予測するのは不可能だし、そのインパクトは定式化できるようなものではない。具体的にはインターネットの爆発的な普及は正規分布で予測できるものでは無かったし、それに伴う経済的活動も線形性を仮定しては説明が難しい。

このあたりは、私のような経済学の素人が経済学の本を見てまず思う、「こんなもんで経済活動が定式化できるの?」という疑問にちょっと近いような気がする。例えば、天災で大被害を受けたり、業界の人間がよってたかって詐欺的行為をはたらいたりする可能性って、株価の予測には入ってないよね?たぶん。
何にせよ、翻訳で読み直してみたい本。