Moiz's journal

プログラミングやFPGAなどの技術系の趣味に関するブログです

電子マネーといわれても

 今日のテレビ東京ワールドビジネスサテライトの特集は電子マネー。業界は期待をかけているようだが、さてどうなることか。
 以下、ユーザーの立場からの私見を述べる。
 数ある電子マネーの中でも、Suicaはそもそも切符代わりとして非常に便利だし、そこに電子マネー機能を持たせようと言うのも自然な流れで、我々消費者としても受け入れやすい。でも、同じFelicaを使っているEdyの方はどうなのか。
 私の使っているクレジットカードにEdy機能がついていたので、この間ampmで使ってみたのだが、はっきり言って全然便利じゃない。

使用する際の流れは、
1.カードを提示し、店員に入金を告げる
2.現金を渡し、カードを読み取り機に乗せる
(ここまでで、入金完了)
3.商品を店員に渡し、Edyでの支払いを告げる
4.Edyを読み取り機に乗せる
(これで支払い完了。)
となる。正直、面倒くさい。ポケットに入っている小銭で払った方がはるかに楽。(Lawson等ではクレジットカードも使えるし)

 事業者側としては電子マネーにかける期待はいろいろとあるのだろうが、ユーザーからすると全くメリットがない。以下不満な点を並べ立てる。
 まず、財布から出すのが面倒くさい。小銭ならポケットか小銭入れにでも入れておけばいいが、クレジットカード一体の電子マネーではそうも行かない。Edy単体のカードならいいのかもしれないが、そういうものはあまり出回っていないようだ。
 次に、処理にかかる時間も決して短くない。Edy事業者は支払いがスピーディーと言うが、何回かに一回はかならず入金の処理が入るのでトータルではかえって遅い。
 もう一ついうと、Edy事業者が言うところの「財布の代わり」には現在のEdyはなりえない。(だって、入金するのに現金がいるんだもの。)現金を入れる財布を同時に持ち歩く必要があるのだから、Edyは財布の置き換えには決してなれない。
 私としては、現状のEdyには全くメリットが感じられない。たぶん、最初に入金した分を使い切ったら2度と使わないだろう。

 せめて、クレジットカードや携帯使用料からEdyに送金できたり、Edy専用の小型カード(携帯ストラップにつくくらいの)がでたりすれば便利になるのだが。
 そうそう、専用の読み取り機を使えばクレジットカードからEdyにチャージできるらしいが、だれが小銭を使うために専用の機械を自腹で購入するのだろう?私にはさっぱり想像つかない。ユーザー全員にただで配るというのならまだ理解できるが。